APIX List of works
2012-2015
Output
01
トヨタ自動車ラグビー部
70周年記念コンセプト誌
トヨタ自動車 /2012
大日本印刷より受注
「トヨタらしいラグビー」の共有
トップリーグに所属するチーム「ヴェルブリッツ」が、
70年の歴史のなかで“貫いてきたラグビー”を
伝えるコンセプト誌制作に参加させていただきました。
「トヨタらしいラグビーとは何か」を、
プレイのなかで実践するだけでなく、
文章で表現し、誌面に留めることで、
より共有化できるように、という要望を受けて、
幾度かの取材とオリエンテーションをもとに書いたのが
冒頭の「ひたむきに、前へ」と、
巻末の「トップチームの覚悟」です。
コンセプト誌制作は、
創部70周年記念事業の一環であり、
クラブハウスの壁面を使った
歴代選手ネームプレート制作や、
オフィシャルスーツリニューアルなどのプロジェクトが
同時に進行していました。
Output
02
「はじめの一冊」×100
学校法人摺河学園 /2012
Produced by APIX
「自分の一冊」を見つけるきっかけ
本を読む楽しさにあまり触れることのなかった
高校生たちに、
在学中に「自分の一冊」を見つけるきっかけを届けたい
という思いがありました。
その思いを受けて、
まず「はじめの一冊」になり得る本との
さまざまな接点を届けたいと考えました。
「はじめの一冊」として意識したのは、
”簡単に読めそう”ということではなくて、
高校生が興味をもっているかもしれないものの、
なるべく近くにある本を選ぼうということでした。
友達・家族・恋・孤独・死……を扱った
小説とノンフィクションのほかに、
写真集、レシピ、図鑑、旅行ガイドなどを加えて
100冊のリストを作りました。
2011年度の卒業生による寄贈としてリストの100冊を
購入いただき、学校の図書館の蔵書になりました。
テーマで分類した配架
図書館においては、それまでのジャンル別配架とは
別のスペースを確保し、リストの中に設けた
テーマごとの配架が実現しました。
また、図書館と各教室での観覧用に
すべての本に”選んだ理由”を添えた
広報紙を制作しています。
Output03
育てたいのは、心です。
学校法人摺河学園
兵庫県播磨高等学校 /2012
Produced by APIX
90周年を記念するコンセプトブック
兵庫県姫路市で1921(大正10年)に
創立された高等学校が、創立90周年を記念して、
その理念と取り組みとを
一冊の本にまとめたいと考えました。
歴史のなかで守り続けてきたもの・
探し続けてきたものを、
日々の教育活動で取り組んでいる内容を通して
描いていくことが課題でした。
現代を、人と人とが支え合って生きていける
社会にするために、
個人の努力があり、成功がある。
だから学校は、他者を思う心、貢献することの喜び、
学問的な知識や技能を習得する場所であるとともに、
他者を思う心を育て、何かのために貢献することの
喜びを知る場所でなければならない。
「心の教育」に取り組んできた
学校の思いを伝える媒体として、
コンセプトブックというかたちで仕上げました。
Output
04
大林組 創立百周年記念誌
大林組 /2012
初めての試みだったデジタルで読む社史の原稿作成
デジタルのみの社史は事例が決して多くはなく、
当社にとってもこれが初めての
DVD版の原稿担当でした。
DVDにそのまま収録された
100年史分以降の20年分について
経営史・テーマ史の原稿を ともに担当しました。
経営史は全4章/100枚(40,000字)程度という
比較的少ないページ数のなかで
業界の動きを含めた内容を他にくらべても意識し、
テーマ史は「技術」「環境」「ICT」「災害復旧」を
テーマにした4編で構成されています。
デジタル制作のチームとともに進めた打ち合わせで、
画面設計やWEB連動などについて学びながら、
本文クリックで注・写真の
ウィンドウが開くという仕掛けを
想定しながらの原稿執筆になりました。
Output
05
JAマインズ20年のあゆみ
マインズ農業協同組合 /2012
新日本法規出版より受注
Produced by APIX
「次の10年のことを考える」
東京・府中市、調布市、狛江市にある
5つの農業協同組合の合併によって生まれた
「マインズ共同組合」の70周年記念誌。
農家の人々が、過去の出来事を懐かしむと同時に、
次の10年について考えるための本を作りたい
という思いを受けて企画・制作したものです。
人と人、過去と未来のつながり
全体を「誕生物語」「クロニクル(年代記)」
「地区の10年」の3パートに分け、
「地区の10年」では、西府地区・多摩地区・
調布地区・神代地区・狛江地区の
各支部長会会長・青年部部長・女性部部長から
お話を聞き、今日の農業と農家の置かれた状況と、
向き合っている課題、
そのなかで感じている存在意義について、
それぞれの地区の視点から描きました。
原稿の根底に、人と人、大地と人、地域同士、
過去と未来のつながりのことを感じることのできる
記念誌に仕上げたいと考えていました。
Output
06
ビデオリサーチ50年史
株式会社ビデオリサーチ /2013
大日本印刷C&I事業部より受注
約50人が社員インタビューに対応
テレビの視聴率調査をメイン事業とする
株式会社ビデオリサーチ(VR)の、
創立50周年を記念する社史の制作に携わりました。
本文は、50年を歴史で切り取る「通史」と、
50年のなかにあったエポックメイキングな
事業・プロジェクトで切り取る「テーマ史」で
分かれており、それぞれの原稿を、30人を超える
ビデオリサーチ社員の取材によって作成しました。
VRらしい立体感と奥行き
通史パートは、経営・事業全般の動きをカバーしながら、
ドラマティカルな要素も盛り込むとの要望のもとで執筆。
章冒頭にそれぞれの時代を象徴する
TV番組関連の記述を入れ、
『日本放送史』等の参考書籍からの情報、
インタビュー情報も付加して
立体感を付加するよう努めました。
テーマ史パートでは、
現在の同社のあり方につながる7つの要素
(事業・プロジェクト)を導き出し、
それぞれに対する同社の思い、社会における存在意義、
背景にあった幾つもの物語を
照らし出すことができる原稿になるよう心がけました。